むしゃなび特集/2006年12号/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび

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■ むしゃなび特集 2006年12号 ■
素敵な雑貨をさがしに行こう その1シャガール「ハンドメイドで やさしい気持ちに」 [2/2]
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 国道37号線、伊達市舟岡町「さくら歯科さん」裏手の住宅街。一戸建ての住宅が建ち並ぶ中、白いアイアンのガーデンチェアーが映える芝生のお庭のウッドデッキに、「シャガール」の大きな看板がある。数種のラベンダーの咲く花壇の隣の駐車場に車を停め、「OPEN」と書かれた看板がでていたら、手づくりと雑貨のお店、「シャガール」の開店時間。

・・・ロマンティック&ナチュラル・・・

 小さな黒板の「welcome ウッドデッキからどうぞ」の文字に誘われて、ウッドデッキに上がって扉を開くと、ピンクやベージュ、オフホワイトなどのやわらかな色調につつみこまれる。

 布製のエプロンやバッグ、小物類。ティーセットやトールペイントされた木製の看板などが、素敵に飾ってある。6畳ほどのお店のスペースは、そこにいるだけで、やさしい気持ちになれるような空間だ。カントリーテイストの雑貨屋さんだと思って伺ったのだが、ほとんどがハンドメイドの品で、それも言われるまでは気付かなかった。

・・・自宅ショップができるまで・・・

「手づくりのものがメインなんです。ロマンティック&ナチュラルがテーマで、そのテイストにあった雑貨を一緒に紹介しています。雑貨というのは見ても、使っても心が和みますよね。」そう話す店長の千葉真澄さん。
 千葉さんは、以前から手づくりが好きで、レース編みや、大好きなビーズやレースを使った布の小物など作られていたそう。1年ほど前から、市内の雑貨店にも手づくりの品を置いてもらっていたそうだ。
 お店を開きたいな、と思い立ったのは今年の1月。同じく、手づくり好きな妹さんやお友達に相談をすると、「やるなら手伝うよ!」という、強力な後押しがあり、具体的に考え始めたそうだ。
 店舗も、初めはお庭に小さな小屋を置こうと思っていたが、リビング横のあまり使われていない和室を使おうと、方針を変更し、今の形に。
 5月にオープンして以来、口コミで広がって、室蘭や苫小牧から訪れるお客さんもいる。客層は20代の雑貨目当ての女性や、手づくりが好きな20代から50代の主婦がメインだ。
小さなドイリー(ジャグカバー)は千葉さんの作。中心に刺繍のように編み込む、凝った手法が人気。

・・・スタッフは手づくり好きの4人・・・

小さなパーテーションは雑貨の引き立て役に。糸たては10色用4200円、16色用5000円。下糸用のボビンも立てられる便利もの。

 スタッフは以前から友人の手づくり仲間。エプロン・クッション担当、バッグ担当、トールペイント担当と、それぞれの得意分野の作品をもちよる形でスタートした。中には雑誌で紹介されるほどの腕前の人もいるそうだ。また、千葉さんのご主人お手製の、糸たてやミニパーテーションなどの木製のカントリー雑貨も。このほか雑誌「私のカントリー」「ZAKKA BOOK 」などで人気のマニーやティアラの雑貨も並び、商品の幅を広げています。


・・オリジナル商品も・・・

オリジナル ふくさ
花柄1300円〜
レース生地1600円〜
 「つくっていると、次から次へとアイデアが浮かんでくるんです。こんなのどうかしら?と思いついたらすぐに商品会議を開きます」と千葉さんは楽しそうに話す。
 千葉さん以外のスタッフは、他に仕事をしているため、閉店後にミーティングを行う。このミーティングで、売れ筋の確認をしたり、新しいアイデアを出しあって、オリジナルのヒット商品も生まれている。
オリジナルのカードケース
1200円〜
お好みの生地を選んで約1週間で仕上がる

 今一番オススメは、カードケース。お財布やバッグの中であふれてしまうショップカードなどをきれいに整理できる便利もの。ラブリーなコットンやリネンの生地は、好きな柄が選べて、約1週間でできあがるとあって、自分用のほかにもプレゼントにもオススメだとか。このほか花柄やレース生地の「ふくさ」はお祝い事、お見舞いにぴったり。エプロンはデザインも豊富で、こちらも人気商品となっている。


・・世界でただ一つ。1点もの注文を受けています・・・

 好きな布を選んで、電話カバーやパソコンカバーなど、サイズにあわせて作ってくれる。このほか、「コラージュ」の額やトールペイントの注文も受けている。小さな額で3000円から、トールペイントは1000円程度から。木の表札やブリキ缶、布など様々なものにペイントでき、裏まで描くこだわりの品。ペットを描いてという注文も多く、自分の家の愛猫や愛犬が、風景画の中に登場!なんてこともできて人気だそう。
額装のコラージュ。いろいろなデザインを伝えてオリジナルな一点ものを。

・・お気軽にご相談を・・・

 シャガールさんにいると、カーテンやカントリー家具、ローズ柄やレースなどを使った小物など、すべてのものが統一されていてとても素敵。
「でもわが家のことを考えるとテイストが違っていて、何からどう取り入れていったらいいかちょっと考えてしまうのですが・・・」とお伝えすると、「そういう方のために、細かな相談にも乗っています。何かお困りでしたら声をかけてくださいね」とのこと。

 オルゴールのBGMが響く中、にこやかな店主に、ゆっくり相談にのっていただけそうだ。
「きてくださるお客様の多くは同じ好み。手づくりが好きで、ゆっくりお話していっていただくんです」という千葉さん、実は20年ほど前に洞爺湖温泉で喫茶店を開いていた。店名の「シャガール」は、そのときのお店の名前で、庭にある木彫りの看板も当時のもの。
「接客も好きなので、いづれはお店で喫茶もできたらなあと思っているんです。夏は庭かウッドデッキでお茶をしていっていただけるようになるといいな」、と次の夢を話されています。


SHOP DATA
手作りと雑貨のお店
 シャガール
北海道伊達市舟岡町208-37
電話 : 0142-25-3870
営業時間
月曜日〜金曜日 11:00-17:00
定休日:土曜日・日曜日
むしゃなび内 シャガール



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