むしゃなび特集/2006年9号/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび

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■ むしゃなび特集 2006年9号 ■
大地の力を身近に感じる ガイドとともに 有珠山噴火の遺構を歩く [3/3]
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有珠山誕生から現在まで

 有珠山は、洞爺カルデラの南に出来た火山で、その活動の始まりは、1万三千年前と考えられています。それまでは富士山のような形をしていましたが、約七千年前の大噴火で頂上が崩れ落ち、現在の外輪山を形成しました。数千年の長い噴火休止期間を経て、1663年に活動再開。
 以来、2000年の噴火までに8回の噴火がありました。過去100年間では4回の噴火を記録しています。
 (洞爺湖町 有珠山金毘羅火口災害遺構散策路ガイド より)
過去100年の噴火活動
1910年(明治43年)北山麓から噴火 
1910年7月の大噴火では、キノコ型の噴煙は700メートルに達しました。この活動により「明治新山」(四十三山)と現在の洞爺湖温泉が誕生しました。
1943年〜45年(昭和18年〜20年)東山麓から噴火
1943年12月から1年以上にわたって噴火活動がありました。現在の「昭和新山」はこの噴火により形成されました。
1977年(昭和52年)山頂から噴火
 1977年8月、山頂から噴火が始まりました。噴煙の高さは最高1万二千年メートル。道内広域に火山灰が降り注ぎ、農作物に大きな被害をもたらしました。
2000年(平成12年)西山麓から噴火
 前回の噴火から23年目の2000年3月31日午後1時7分に、有珠山の南西「西山」麓から噴火。4月1日には洞爺湖温泉街から至近の「金毘羅山」に新たな火口を開け、噴火口は合計50ヶ所以上できました。地元の住民は既に避難が完了しており、人命の被害はありませんでした。
有珠山金毘羅火口
散策路の開放期間・時間
4月20日〜9月末
(午前7時〜午後6時)
 10月〜11月10日
(午後7時〜午後5時)
お問い合わせ先
洞爺湖町 観光振興課 
0142-75-4400

有珠山西山火口
 散策路の開放期間・時間
 4月20日〜9月末
(午前7時〜午後6時)
 10月〜11月10日
(午後7時〜午後5時)
お問い合わせ先
 洞爺湖町 観光振興課
 0142-75-4400


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