家族介護教室で介助のコツを学ぼう! 講師:島川弘美/伊達市室蘭市を含む西胆振のポータルサイトむしゃなび


◆ 家族介護教室で介助のコツを学ぼう! 講師:島川弘美 ◆
掲載日:2014.07.30 [1485]

 
 
この教室の講師を勤めるのは島川弘美さん。 
「力任せの、お互いがつらい危険な介助をなくしたいんです」 
と語ります。
 
「従来の介助はさまざまな状態の人が介護を受ける今の時代には通用しなくなってきています。すると力まかせの持ち上げや引きずり介助になってしまうのですが、これは絶対ダメです。床ずれができたり、からだが固くなったり、障がいが重度化したり、介護される人が無気力になる場合もあります。介護者にとってもつらいですよね。福祉関係で働く人は腰痛に悩んでいる人が、近年さらに増えて問題になっています」 
 
この教室は全5回となっていて、それぞれのメニューは、以下の通り。 
 
 
 
特に必見なのは、8月9日の第1回目にあわせて開催される「ミニ福祉機器展」。 
 
介助の助けになる機器が紹介され、実際に体験することができます。 
 
 
 
 
 
「スライディングシート」は以前こんなところにも登場しています《イブリンダシリーズ》  
 
 
第二回は「基本の動き」。 
「人はもともと、こうやって動いていたんだ、ということをあらためて確認し、 
それを介助に活かすと相手の身体が楽に動くことを学びます」 
立つときは垂直に持ち上げようとしても重いばかり。 
でも、頭を下げて、お尻を上げると・・・。あら不思議!軽く動いてしまいます。 
ちょっとしたことでこんなに楽になるなんて、知らねば損かも! 
 
 
第三回は、寝姿勢とリハビリのお話。  
眠るときの体勢をどのように作るかで、要介護者にとって驚くほど寝心地はかわります。  
「安眠できれば身体は回復していくんです。  
また、特別な訓練をしなくても介助の中の「ひと手間」がリハビリになったり、  
回復効果の高いからだの動かし方があります。 ぜひご紹介したい!」 
 
 
 
 
第四回は、「おむつフィッター有資格者(今話題の認定資格)」に学びます。  
「おむつフィッター」という、おむつについての専門家がいるのですね! 
 
「もれるからといって重ねれば重ねるほど、実はもれやすくなるんですよね。 
たぬきの○○たまみたいになりますしね(笑)。ちゃんとつければ、もれないんです! 
つけていることが外からもわからないですし。はき心地抜群のつけ方を学べます。 
違いを体験するために参加者全員おむつをつけてもらいます(笑)」 
 
 
 
昨年の受講者からは 
「目からうろこ!まったくもれなくなりました!」などの声も。 
お尻の上手な洗い方も必見です。 
 
 
第五回は、座り姿勢のお話。  
長く座っていても崩れにくく安全な「座り方」や、食事姿勢の作り方と介助のコツ。 
「悪い姿勢で座っているのは体力を奪うだけの拷問のような、危険な行為です。床ずれができたり、むせたりのどつまりを起こしたり、気づかずに肺炎になってしまうのは、座り姿勢が悪いからだという場合もあります。 
ちょっとした「ひと手間」で崩れにくく良い座り心地に変えることができます」 
 
 
介護する人も、 
される人も、 
知るだけで格段に快適になる方法が色々あるのですね。 
誰もがいずれは介護される身でもあります。 
 
この機会に楽しく体験してみては。
 
 
 
 
 
関連情報はこちらをごらんください(ブログむしゃなび)  
 
 
 

※記事の内容は取材時の情報に基づいています。(取材2014年)  

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