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■ むしゃなび特集 2005年新緑号 ■
近所の気になる喫茶店 第2弾 [2/4]
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近所の気になる喫茶店 第2弾



自家焙煎珈琲屋 ぶどうの木


 煎りたてのコーヒー豆をごりごり挽いて、ペーパードリップでコーヒーをいれる。お湯を注いだコーヒー豆がふわっとふくらみ、こんもりとドーム状になる様は生き物のようで、なんだか愛おしく、ずっと見つめていたくなる。
 コーヒー豆を変えると、いつものコーヒーを入れるひとときがずっと楽しくなる。そんな贅沢なコーヒータイムを支えてくれるのが、伊達市役所向かい、北海道銀行隣の「自家焙煎珈琲屋 ぶどうの木」、学生時代よりコーヒー一筋というマスター、神尾寿(ひさし)さんと、妻の和子さんご夫妻のお店だ。
 お店の正面のガラス窓から大きな焙煎機が見える。のれんをくぐると香ばしいコーヒーの香り。ガラスのショーケースには18種もの煎りたてのコーヒー豆が並んでいる。

 ぶどうの木のコーヒーの特徴は、あっさりめ、中煎りの焼き加減。毎日、一回4キロづつ、4〜5種類の豆を焙煎していて、新鮮な煎りたてのコーヒーを求めることができる。 
 煎る前の生の豆を見せていただいた。生成り色だと思い込んでいた豆は、うっすらと緑色をしていた。これを高温で30〜45分程度煎る。熱を取ってさまし、焼きむらのある豆や、割れたり虫食いの豆を一粒一粒手で取り除くハンドピックという作業を経てようやくできあがり。この手作業によって、雑味のない純粋な味がでるという。自家焙煎の豆は価格が高い、というイメージがあるかもしれないけれど、ぶどうの木では「上質な豆をできるだけ低価格で提供させていただきたい」という考えに基づいて、オリジナルブレンドが100g320円と驚くほど手ごろな価格。こんなに手がかかっているのに、と驚いてしまった。






「年々こだわりってのがなくなってきたなあ」とおっしゃるように、マスターは思いのほか肩の力がぬけていて、リラックスさせてくれた。
「コーヒーっていうのはし好品だからね。これがおいしいコーヒーだって強要することはできないよ。自分がおいしいと思うコーヒーを出して、好みが合えばずっと飲んでくれています」とマスターはさらりとおっしゃる。
「ポリシーをもって仕事をしています。自分で煎ってハンドピックしてしあげた豆は子どものようなもの。もちろんおいしく飲んでいただきたいですけど、こうしなきゃいけない、と押し付ける気はないですよ」と和子さんは明るく笑う。
 マスターは、東京の自家焙煎の喫茶店で朝から晩までコーヒーを落とす日々を続けるうち、いつしか大学を辞め、アルバイトが仕事になったという経歴の持ち主。コーヒーに対する思いや知識や思いは相当なもののはず。それでも、このあっさりと、押し付けない感じが、コーヒーにも店内の雰囲気にも表れていて、居心地のよい、特有の魅力になっているようだ。

 昭和63年にぶどうの木を開店したころは、喫茶店の数は減っていっているけれど、家庭でのコーヒー消費量がぐんぐん増えていっていた時代。始めから「豆を売ろう」という気持ちで焙煎機を導入したという。今もそれは変わらず、数年前からはHPを立ち上げネットでも販売しています。
 コーヒー豆は市内で200gくらいから配達、500g位から室蘭や登別まで配達してくれます。
 最近、無農薬の豆を入れはじめた。100gあたり200円程度高いのだけれど、固定ファンがついて来て、今後種類を増やしていく予定だそうだ。


手作りのシフォンケーキ
 コーヒーのお供にお勧めは、マスターお手製のケーキの数々。中でもシフォンが有名で、種類が豊富で、抹茶、チョコチップ、紅茶、ブルーベリー、ねりごま、ラムレーズンなど数え上げたら切りがないほど。
「ここのケーキはうまいよ。うちの息子はひとりでホール半分食べるよ」と常連のお一人。「あとね、ここは面白いケーキあるよ」と教えてくれたのが「ロシアンルーレットケーキ」。なんとケーキの一部に梅干しやラキョ!、カイエンヌペッパーなどが仕込まれてあるという代物で、お客さんの要望からできた特注ケーキだそう。いやはやマスター一見無口でまじめそうでいて、どうもかなりの面白いこと好き、と見た。
 誕生日パーティーを盛り上げたい方に。

シフォンケーキ

マロンケーキ


パスタもおすすめ
 フードニューを覗き込んでいて、「みそ」の二文字に目がとまった。パスタの欄でミートソース、ナポリタン、トマトソース、バジリコ、ときて、いきなり「みそ」。どうしても気になって、数日後、食べに伺った。
 オフホワイトの牛乳ベースのスープスパゲティ。決してお味噌汁のような色ではない。ベーコンとあさりのだしが効いていて、確かに味噌味。ごまの風味もバッチリあって、細めのパスタにぴったりだった。ラーメンの替え玉のようにパスタだけ追加したい!という気になるほどおいしかった。いやあ満足だぁ。と思っていると絶妙のタイミングで食後のコーヒーが運ばれてきた。
 ひとくちいただいたコーヒーがはっとするほどおいしくて、「あっここはコーヒーやさんだったんだなあ」、としみじみ幸せを噛みしめてしまった。

みそ



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1 ランチタイム(11:30〜14:00) には、日替わりランチ¥750
(サラダ・コーヒーか紅茶付)がお勧め 。この日はシーフードピラフだった。

2 ケーキセットはコーヒーか紅茶とケーキ一種を選んで¥650
この日のケーキは、抹茶のシフォンと、赤ワインで煮たリンゴがごろんと挟んである、最近人気の「リンゴの生ショート」。どちらも大人のお味です。

3 奥はテーブルが4卓。やさしい光の中でゆったりできる空間。お友達とにぎやかに、も、ひとりでゆっくり本を読んだり、手紙を書いたりするのにもよさそう。

4 少しでも時間ができると、大きなトレイに豆をひろげ、ハンドピックの作業をされているようだった。マスターはこうやって座って、和子さんはトレイを手に持って、立ったまま作業をされていた。

SHOP DATA

自家焙煎珈琲屋
 ぶどうの木
〒052-0024
伊達市鹿島町7-19
TEL 0142-23-5222
10:00-19:00
定休日
日曜日

 「武者なび」内
ぶどうの木





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